人生の目的はお金だ!というのは淋しいけれど、やっぱり幅を日利かせているのが、お金。
金が仇の世の中で、いかに迷わず惑わされずに生きていったらいいのか。
経済ジャーナリストの杉村富生さんが、山あり谷ありの人生模様が展開される兜町で、連綿と受け継がれる格言から体得した人生模様をつづるエッセイです。
Vol.130 株式市場は年末にかけ大波乱?
2009年10月23日更新
プロ野球のクライマックスシリーズ第2戦が始まりました。この試合でセ・パ両リーグの覇者が決まり日本シリーズで激突します。ところで、兜町には実にたくさんのアノマリー、説明のつかない不思議な出来事が存在します。たとえばプロ野球のジャイアンツがリーグ優勝すると、株価は翌年にかけて暴落するというもの。先日行われたジャイアンツのリーグ優勝祝賀会で読売新聞の渡辺恒夫主筆が、これを挨拶の中で紹介して「でも絶対そうなるというわけじゃなく。ジャイアンツには日本一になってほしい」とおっしゃっていたというのが新聞に書かれていました。このアノマリーは外れるといいのですが・・・・。
これ以外にも、3で割って1余る月は株価が波乱となるというのもあります。10月はまさに3で割って1余る月です。株価をみてみると、確かに波乱の様相です。どうも年末にかけて大きな揺れが予想されます。飛行機がタービュランス(乱気流)でゆれた際には「大きく揺れましても、飛行の安全性には問題ありません」というアナウンスが入ります。分かってもいても、揺れるのは嫌なものです。
先週末2009年10月16日の日経平均株価は、1万257円と、9月24日の9月配当付き権利最終日の終値1万544円に届きませんでした。これはある意味、大変重要なことです。9月配当付き権利最終値の終値を15日以内(その期限が10月16日)に上回ることができなかった場合は、その年の年間足が陰線になるという、1990年以降では100%の確率のアノマリーです。年間足の陰線というのは、大納会の終値が大発会のそれを下回るということです。ちなみに今年の大発会の日経平均株価の終値は9043円でしたので、もしこれが現実となれば、まさに“ギョッ!”ではありませんか。もっともこれは単なるアノマリーです。経験則は破れることだってあります。
発足1カ月を経過した鳩山政権は補正予算の凍結を行い、また円高傾向もあり、日本経済は2010年1~3月紀に再びマイナス成長に転落しそうです。株価には先見性があり、これを株価に反映する動きが足元の10~12月にでるのではないかと考えています。もちろん、そこが仕込みのチャンスになるのは間違いありません。何を狙うか、そのテーマとポイントをしっかり見極めて、好業績銘柄の押し目をじっくり拾っていくのが大切です。
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杉村富生 著書紹介
杉村富生 プロフィール

杉村富生(すぎむらとみお)
経済評論家・日本FP協会正会員
1949年・熊本県生まれ
明治大学卒業
証券専門紙勤務後、1991年独立。
ユニークな市場分析と語り口で、投資家に人気で講演などで活躍中。
日本証券業協会の投資啓蒙セミナーのキャンペーン講師として、幅広い年代層に投資のリスクと必要性を説いている。
■主な著書
「株の仕組み」(日本実業出版)
「規制緩和」(実業の日本社)
「株価は2極化する」(ダイヤモンド社)
「経済ニュースを読みとく本」(実務教育出版)など多数
■主な出演番組
「ファイナンシャルBOX](ラジオ日経)
「株スタ」(ラジオ日経)他
■主な掲載誌
「暮らしと利殖」
「東京スポーツ」
「オール投資」
「経営者界報」他
■その他活動内容
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